無事に特許申請が終わった私は、ホッとしていました。
「意外と特許って簡単に取れるんだなぁ。」
・・・なんて馬鹿な私なのでしょうか。
特許は申請するだけではダメで、申請が受理されたら、次は「審査請求」をしないと、審査してもらえないという事を知らなかったのです。
そんなことも知らず、すっかり特許が取れたと思い込んでいるお目出たい私でした。
1カ月後、私はKにお礼のメールを送ると、Kからこんな返信が、
k:「優先権主張出願の期限は1年だから気を付けなよ。」
何のことやらさっぱり分からずKに聞くと、要は今回提出した特許明細書は内容があくまでも仮のものなので、詳細なものを作成して1年以内に再申請する必要があるとの事でした。それを、「優先権主張による出願」と言うらしいのです。
私の場合、その「優先権主張による出願」を済ませた後に、改めて「審査請求」をして、やっと特許が取れるかどうかの判断をしてもらえる段階に進めるとの事でした。
だから私は、現時点ではきちんとした申請すら終わっていない段階だったのです。
ガーン!
特許取れてると思ってたのに〜
という訳で、これから8か月間にわたる優先権主張出願の為の「特許明細書作成チャレンジ」が始まったのでした。
続く