【命ある限り輝いて】コンサート後記

昨日軽井沢大賀ホールで行われた、マキ奈尾美さんのコンサート【命ある限り輝いて】

日本人が決して忘れてはならない8月6日「広島原爆の日」に合わせて行われました。

 

入口での消毒・検温・チケット類の手渡し禁止・スタッフとの接触禁止・マスク着用・観客全員にフェイスシールド配布・前後一列左右3席空けた全席指定という徹底したコロナ対策の中での開催です。

会場全体に散らばって配置された指定席はガラガラに見えるけれど実は満席。

 

コンサートは2部構成で、1部は世界各地の古典音楽のアカペラによる独唱です。ステージにスポットライトがあたる厳粛な雰囲気の中、古代ギリシア、14~18世紀のロシア、イギリス、韓国、日本の名曲の数々がホールに響き渡ります。

マイクも楽器もなし。・・・すごい声量。

当時の人々の歌に込められた想いが、時空を超えて観客の胸にビンビン伝わってきます。観客と大賀ホールの建物全体が、マキさんの発する一語一語に固唾をのんで注目しているようでした。

 

そして2部は雰囲気が一転し、グランドピアノとマイクを使った華麗な弾き語り。先ほどまでマキさんの細かな息づかいを一言も聞き漏らすまいと集中して聴いていた観客は、今度は津波のように押し寄せるピアノと歌の迫力にひたすら圧倒されるばかり。

ピアノがまるで生き物のように、ささやいたり叫んだりしながら、見事に曲の世界を表現していました。

 

選曲からも想いが伝わってきました。

イントロ ピアノ演奏&波の音
1、コロナに負けない君へ 
2、皇女和宮様短歌4首              
3、千ヶ滝小唄 
4、花はどこへ行った
5、1本の鉛筆
6、出逢い
7、共感 前奏-Empathy-with Ocarina
8、あなたの手に

 

メジャーな曲はありません。しかし、これらに共通しているのはどれも《人々の強い願い》がこめられている歌だということです。「愛し合う事」「助け合う事」「希望を持つ事」「勇気を持つ事」「命をつなぐ事」そして「人同士が殺しあわない事」

コンサートのテーマ「命ある限り輝いて」にふさわしい選曲です。それらの歌のメッセージが、マキ奈尾美さんのエネルギーによって観客の胸にストレートに入ってきます。

 

そして最後のアンコールは、マキ奈尾美さんのお父様である間紀徹様が客席から登壇し、娘様の伴奏に合わせて「荒城の月」を歌われました。元テノール歌手として一世を風靡したその歌声は今も健在!93歳とは思えないほどの迫力です。

まさにコンサートのテーマである「命ある限り輝く姿」!

 

そしてその歌が終わった直後には、大きな拍手と歓声がホールに響き渡り、終始圧巻のコンサートは終わりを告げたのでした。

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この度のコンサートにおいて、マキ奈尾美さんにえんじょるのテーマソング【出逢い】を選んでいただけたことは、言葉に表せないほどの大きな感激でした。マキ奈尾美さんが誉めてくださったこの歌詞。えんじょるので高齢者と若者の暖かな助け合いがたくさん生まれている世界を想像しながら作った歌詞です。もし宜しければお読みください。

 

 【出逢い】

1

両手にかかえた 買い物袋

あなたにおいしいご飯を食べて欲しくて

あなたのほころぶ笑顔見たくて

期待を込めて届けます

 

パソコンやスマホは 苦手でしょう

移りゆく世の中のスピードに戸惑って

それでもあなたは勇気を出して

電話をくれてありがとう

 

だから えんじょるの is making people smile

まだ知らない たくさんの優しさに出逢えるよ

一人じゃないよ 助け合おうよ きっと信じあえるから

そして 受話器の向こうに 限りなく広がる出逢いの奇蹟

あなたと私とみんなで花咲かそう えんじょるので咲かそう

 

2

黄昏に染まる 買い物袋

一日働いて疲れてる筈なのに

私の為に買ってきてくれた

その想いが心に染みる

 

キャベツを頼むのは 気が引けました

それでもあなたは嫌な顔一つ見せず

特大サイズに笑顔を添えて

届けてくれてありがとう

 

だから えんじょるので逢いましょう

こんなにも世の中に優しさがあふれてる

信じることから始まる出逢い あなたに逢えて良かった

そして 夕日の彼方に 暖かく二人を照らす一番星

あなたと二人で小さな花咲かそう えんじょるので咲かそう

 

【マキ奈尾美さんによる歌】

 https://www.youtube.com/watch?v=4VunZju3_5k

 

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