買い物弱者問題って全国的な課題ですよね。
だから当然国も色々な対策をしています。
さあここでクイズ!
この買い物弱者対策事業はどこの省庁が管轄しているでしょうか?以下の中から選んでください。
1 内閣府
2 総務省
3 厚生労働省
4 農林水産省
5 経済産業省
6 国土交通省
分かりますか?
難しいでしょ~。
答えは・・・
全部です。
つまり、買い物弱者問題というのは原因が沢山あって、それぞれの原因ごとに対処する省庁が違う為まとめられないのです。
だからそれぞれの省庁は、別々の切り口で買い物弱者問題を解決しようとしています。
総務省・・・過疎対策とICT利用活用
厚生労働省・・・地域包括ケアシステムの推進による高齢者福祉の充実
経済産業省・・・中小企業の発展と商業振興
国土交通省・・・コンパクトシティへの取組みと貨物流通の効率化
このように買い物弱者問題って、市街地の問題、過疎の問題、ICT技術の問題、高齢福祉の問題、流通の問題、企業経営の問題、街づくり計画の問題と色々な問題が絡み合ったやっかいな問題なのです。
だから、色々な方向からのアプローチが必要なのですね~。
昔は高齢者福祉業界だけでこの問題を扱ってきました。例えば弁当を配達したり、タクシーチケットを配布したり。しかしこれではコストばかりかかって問題が一向に解決されないため、近年色々な分野が参入してきました。流通の効率化やICT技術を導入した、ネットスーパーや移動販売、さらにはドローン宅配なんてのも出てきました。将来は自動運転技術にも期待が寄せられています。
【えんじょるの】も、ボランティア(厚労省)×ICT技術(総務省)、という全く違う分野同士の掛け合わせです。
意外と複雑でしょ〜^_^