昨年私と一緒に絵本を作った「もりひろ とえこ」さん97才。先日、東京の老人ホームで天に召されました。
若い頃は外交官の妻としてヨーロッパに住んでいたとえこさん。とても好奇心が強くて、私が自衛隊やアメフトの話をすると「それ何、何?」とワクワクした少女の様な顔で私に質問してきたことを思い出します。
食欲も旺盛で、一緒にうな重を食べた時は、私よりも早くペロリと一人前を平らげてしまう驚異的な食欲を見せてくれましたね。
また、二人ともイチクリだったことも同じでした。(イチクリ=一応クリスチャンの略。まじめに聖書を読まず、教会にもいかず、ただ困った時だけは神様にお祈りしてクリスマスケーキだけは忘れずに食べるクリスチャンのこと)
年齢は2倍近く離れているけど、なんだか気の合う親友のような「とえこさん」。
だから今日は、とえこさんが神様の元に旅立ったお祝いに、私と一緒に作った絵本を皆さんに見て頂きたいと思います。
このブログをご覧の皆様、この絵本「森のお買いもの」はアマゾンで販売もしておりますが、今日は特別にこのブログで中身をすべて公開しますので、どうか、とえこさんを偲んでご覧になってください。
とえこさんが震える手で描いた動物達が、とてもシュールで思わず笑顔になれます。