11月14日に軽井沢ル・ヴァン美術館で、抽象画家・音楽家のマキ奈尾美さんと、マキさんのお父様である画家・テノール歌手の間紀徹さんの、親子による絵画展とコンサートが行われました。
コンサート会場は、プロの歌手であり、プロの画家であるお二人にしか作り出せない、絵と音楽が融合した独自の世界。
“瞬間的に消える音楽”と“持続する表現としての絵画”
この「動」と「静」の相乗作用で、まるで会場全体が調和の取れた一つの作品のようになりました!
このコンサートの中でマキ奈尾美さんに「ユルラン」を歌っていただきました。
この曲は、マキさんが作曲したピアノ曲「ユルラン」に、私が歌詞を付けたものです。私が中学生の頃、若年性アルツハイマー病だった母の手を引いて、二人で夕焼け空の下を歩いた切ない思い出を歌詞にしました。
歌の途中からは客席から鼻をすする音があちこちから聞こえてきて、中にはハンカチで涙をぬぐう人も見られます。やっぱりマキさんの歌声は心に響きます。
そしてコンサート終了後には、多くの観客の方々から「感動しました。」「まだ涙が止まりません。」という感想まで頂きました。
きっと天国の母も喜んでくれていると思います。
皆様もどうかお聞き頂ければ幸いです。
ユルラン(2021.8.1軽井沢大賀ホールでのコンサート) – YouTube