なぜ日本はこれほどまでに、若者や子供を大切にしない国になってしまったのでしょうか。
昨日は厚生労働大臣が「2歳児からマスクをつけさせる」ことを前向きに検討するという発言をしていました。あの発言は、「自分たち高齢者を守るためなら、子供たちが我慢するのは当然だ。」という心情を表してる様にしか私には聞こえませんでした。
子供たちが豊かな子供らしい子供時代をすごせるように、若者たちがかけがえのない青春時代を過ごせるように、それらを優先させるという決断をどうして日本の大人はできないのでしょうか。子供らは皆、重症化リスクが高い高齢者のために、人生の基礎を築くための大切な機会を失っているのです。
本当にかわいそうです・・・私は一人の大人としてとても情けない気持ちです。
私は今48才ですが、若い頃から好きな事をして生きてきましたし、やりたいこともやり尽くしてきたと思っています。もちろん良かったことばかりではなく辛いことも沢山経験してきました。ヤングケアラーだったことや、身近な人たちの死、うつ病で死にたいと思っていた時期もありました。それらも含めて全力で自分の人生を生きてきました。今私はこの人生に全く後悔はありません。だから未来を担う子供や若者たちの為なら、明日死んでも良いと思っています。
でもすべての大人たちに、私のように「子供のために死ぬ覚悟を持て」というつもりではありません。いや、本当は覚悟なんてどうでもよくて、大切な事は重症化しない子供たちの生活に「一切制限を設けない」という決断を私たち大人がする事です。もしコロナが怖ければ、大人が自分たちで自衛手段を取ればよいのです。
その様な意思決定ができるのが成熟した大人というものではないでしょうか。
そうやって自分よりも子供たちの人生を大切にする大人の姿は、子供たちの心に大きな宝物として残り、更に次の世代にも受け継がれていく日本人の魂になるのだと思います。