先日ブログでご紹介した「じーばーイーツ」
これは、高齢者の家に弁当を届けるボランティア。でも、ボランティアスタッフはお弁当を届けるだけではなく、高齢者の家で一緒にその弁当を食べてしまうのです。そう、これは一人で寂しく食べる「孤食」を減らそうというボランティア。
凄いですよね~。このネーミングのユニークさ。そしてこの発想とそれを実現してしまう実行力。
私はこの記事を見た時に、「このジーバーイーツを始めた人と話がしたい!」と本能的に思ってしまい、早速その場でSNSにて連絡を入れたところ、代表の村瀬さんがすぐ返事を下さり、その翌日にZOOMで話を聞かせてくれることになったのです。
代表の村瀬さんは、とても明るくて気さくな女性でした。普段はデイサービスで介護福祉士として働いているそうで、色々話をしていると、この村瀬さんは数年前にも面白いボランティアをされていました。それが、「世界一やさしいレストラン」というもの。
これはどのようなボランティアかというと、レストランを土日の二日間借り切って、完全予約制でお客さんに来てもらうのです。そして面白いことに、レストランのスタッフは認知症の高齢者、そしてお客様はその高齢者のご家族なのです。認知症の高齢者が生き生きと働いている姿を家族に見てほしい、そして高齢者自身に楽しみと役割を持って欲しいという想いで始めたそうです。その為にクラウドファンディングをして資金を集めていました。催しは大成功だったようで、実は昨年もこの「世界一やさしいレストラン」の第2回目を行いたいと考えていたそうです。
しかしそこで襲ってきたのが、コロナ。
とてもレストランを借り切って実施できるような状況ではなくなってしまい、代表の村瀬さんは迷いに迷った挙句に、この「じーばーイーツ」を考案したとの事でした。
いやー、めげないどころか、逆境からの発想がすごい!
しかも村瀬さん、発想だけではなく実行力も勉強になりました。それは、資金調達力!やはりボランティアとは言え、運営資金が必要になります。実はえんじょるもの資金繰りにとても苦労したことがあります。(今もしていますが・・・)
そこで私はとても興味があって村瀬さんに資金調達はどうやってしているかを聞いてみたのです。すると、3つのルートから調達しているとの事でした。それが、
1 太陽生命財団の補助金
2 豊田市の介護予防プロジェクト補助金
3 11社からなる地元企業からの協賛金
の3つ。なるほどなるほど!勉強になります!
他にもじーばーイーツの事を色々教えて頂きました。もし長野でやるときは協力して下さるそうです。面白そうだから、やってみようかなぁ~
村瀬さん、本当にありがとうございました!!
P.S. もう一つ驚いたことがありました。村瀬さんが「世界一やさしいレストラン」のクラウドファンディングをしていた時に、大勢の支援者の中に「YUKKO」さんという方がいました。実はこの「YUKKO」さんは、私が「えんじょるの」でクラウドファンディングをしたときにも支援してくださっている方なのです。今でも時々メールでやり取りしながら「えんじょるの」のことを応援してくださっています。今回偶然に村瀬さんのクラウドファンディングサイト内で「YUKKO」さんの名前を発見し驚いてしまいました。こんなつながりがあるのですね。「YUKKO」さん、ご覧になってますか~?