みなさん、㈱文芸社が主催する「えほん大賞」っていうコンテスト知ってますか?
昨年私は、生まれて初めて自分で作った絵本をこのコンテストに出してみたのです。(正確に言うと私と95歳のおばあちゃんの共同制作なのですが・・・)
題名は「森のお買いもの」。買い物弱者問題をテーマにした絵本で、「えんじょるの」の広報用に作ったものです。
https://www.amazon.co.jp/dp/B083THZSGL(アマゾンで販売中 送料込996円)
結果は・・・見事、落選!
まぁ、当たり前ですけど。
話によるとこの「絵本大賞」、応募作品の数は国内のコンテストの中でも群を抜いて多く、プロも大勢応募するハイレベルなコンテストだそうです。そんなところだとはつゆ知らず、ど素人の私が生まれて初めて書いた絵本を出すなんて、ナメてるというか向こう見ずというか…。
しかしあれから一年後、つい先日の事ですが、驚くことがあったのです。それは私の元に㈱文芸社の編集者からかかってきた、一本の電話でした。
編集者:「もしもし、文芸社の○○と申します。去年落選した【森のお買いもの】ですが、今日は全国出版のご提案でお電話しました。」
「エッ!どういう事?」
編集者:「あの作品ですが、実はギリギリのところで選考外になってしまいましたが、最終選考まで残った数少ない作品の一つなのです。審査員の間でも非常に評価は高く、A~Gの7段階評価で、完成度Aマイナス、面白度Bプラスとかなりの高評価でした。私としてはこの様な良い作品をこのまま埋もれさせてしまうのはもったいないと思い今日はご連絡致しました。」
「ナント!マジっすか?」
編集者:「ただ、あくまでの選考外作品であるため、弊社で全て費用を出せるわけではなく費用の半分は自己負担になってしまいますが。」
「この話ぜひとも乗りたいです!費用の半分っていったいいくらかかるんですか~?」
編集者:「詳しくは見積もりをお送りしますのでそちらでご確認ください。」
「分かりました・・・夢みたいだ~・・・」
と言う訳で私は電話を切ったのですが、この時すでに私の頭の中には、全国の書店の絵本コーナーに平積みになっている「森のお買いもの」と、その横でサイン会を行っている自分の姿が映っていたのでした。
「とうとう俺も絵本作家かぁ・・・」なんてポカーンと口を開けてバカ顔しながら(笑)
しかしそれから数日後、 郵便で届いた見積書を見て私は愕然、
ナントそこに書かれていた金額は、
に、にひゃくまんえん・・・
・・・むり〜😭😭😭!