買い物に行けない高齢者の心の叫びってこんな感じでしょうか?
「バスで買い物に行く体力はありません。
行っても、重い荷物を持って帰る事は出来ません。
毎回タクシーで行くとお金が持ちません。
家政婦さんに頼んでも1時間何千円もかかるから払えません。
介護保険のヘルパーさんは、介護認定を持っている人じゃないと使えません。
近所の人に毎回頼むのは悪い気がするし、それに毎回頼まれる人も迷惑だと思うから頼めません。
乗り合いバスや乗り合いタクシーも、行政はなかなか整備してくれません。
ネットスーパー?残念ながらインターネットは使えません。
カタログ注文すら字が細かくてよくわかりません。
移動販売車はうちの近くは走ってません。
近くのスーパーも配達まではしてくれません。
いったい、どうしたらいいのですか…」
・・・ホント無いものづくし。
高齢者も、地域住民も、スーパーも、行政も…なんとかしたいと思っても、何とかするにはお金がかかる。
買い物弱者対策は、そんな厳しい現実の中にあります。
この問題を解決するには、どうしたらよいでしょうか?
そうアレしかありませんよね・・・
それは・・・
「助け合い」
実は先日「えんじょるの」に対して、ある地域の方から厳しいご意見を頂きました。それは、
「援助者が商品を間違えて買ってきても、それを利用者が我慢するなんてあり得ないでしょ!」というもの。
そのお気持ち、良〜くわかります。
確かに「えんじょるの」をサービス業として見ると、お客様に我慢させるなんてあり得ないでしょう…
でも「えんじょるの」は、サービス業ではありません。「助け合い」なのです。
「えんじょるの」では、買ってきてくれる援助者は近所の「ボランティア」さん。そして利用者は「お客様」ではなく「助けて貰う人」
だから利用者には、例え商品が違っていても、買って来てくれた相手の善意に感謝して文句を言わないで欲しいとお願いしています。
もしかして、この「えんじょるの」を使う上で一番我慢しなければならないのは、使う利用者の方々かも知れません。そして、その皆様に「お客様ではない」という意識で利用して頂くことが、意外と高いハードルなのかも知れません。
でもここで、ちょっと考えてみて下さい。
あなたの目の前に、買い物に困っている人がいます。あなたは、
「打つ手がない」と言って何もしないですか?
それともたとえ不完全な方法しかなくても、助けようとしますか?
私は後者を選びました。
そうして作ったのが「えんじょるの」です。
だから、ベストじゃない事は重々承知しています。
それでも、「えんじょるの」を使えば、「買い物に困ってる人」と「助けてくれる人」を繋げる事が出来ます。そして生活に最低限必要な食料を確保する事が出来ます。
低コストに、しかも電話だけで。
だから、利用者の皆様には、たとえ買ってきて貰った牛乳の銘柄が違っても、たとえ卵のサイズが希望したものと違っても、どうか大目に見て頂きたいのです。
私はこの「えんじょるの」を、本当に買い物に困ってる方々にとっての「食料確保をする為のインフラ」として使って頂きたいと思っています。
このブログをご覧の皆様、あなたの周りに買い物にお困りの方がいたら、「えんじょるの」をご案内して頂けないでしょうか?
その際は、「助け合いなので我慢していただく時もある」と言うことをよくご説明頂ければ幸いです。また、「悪い人が来て騙されないか不安」という声もよく聞きます。ですから援助者の登録時には本人確認をして、安全対策にも力を入れています。
そしてあなた自身も援助者としてご登録いただき、その「買い物に行ける力」を、少しだけ分けて頂けませんか?本当に困っている方々が地域には沢山います。
佐久市・小諸市・御代田町・軽井沢町にて、10月1日からいよいよ【えんじょるの】を運用開始します。現在ホームページで援助者と利用者を登録受付中です。
利用者はチラシで申し込みもできます。チラシは佐久市役所及び支所、各自治体地域包括支援センター、地域の居宅介護支援事業所にございます。
やる事は簡単!
自分が都合いい時にスーパーで買い物をしてきてあげるだけ。お礼は1回500円。
20歳以上でスマートフォンを持っている方なら誰でも申し込み可能です。
もちろん一切無料。9月中にご登録いただくと、嬉しい特典も付いてます。
助け合いの力で、買い物弱者問題を解決する日本初のチャレンジ!信州から全国に発信して行きませんか!
どうかお力を貸してください!