この映画知ってますか?
現在全国で上映中の話題作なのですが、主人公が少年の頃から若年性認知症の母親を世話して来た元ヤングケアラーという設定なのです。
「ん?なんか似てるなぁ」と思いましたか?
そう、私も若年性認知症の母を介護して来た元ヤングケアラーだからです。
実は半年ほど前、この映画を作った松竹株式会社から連絡が来て、この映画のパンフレットに、元ヤングケアラーの気持ちを寄稿して欲しいと依頼が来たのです。そこで早速、公開前の映画を試写させて頂きました。
そうしたら、まぁ私の体験とは似ても似つかない壮絶な内容、しかもこの映画の主人公は大人になった今もお母さんを介護し続けていました。
それでも、ゴミ屋敷の様な家の中の場面は私の子供の頃の記憶と同じでしたし、主人公が近所の人に土下座をしている時の気持ちも同じでした。
そこで私は、この寄稿文をヤングケアラーの自己肯定感の低さという観点で書く事にしたのです。
1週間ほどかけて、書いては直し、読み返しては直してを繰り返し、松竹に提出した原稿は、嬉しい事に一発OK!
そして先日、映画が公開される前に立派なパンフレットになって私の元に届きました♪
皆様もし機会があれば、ご覧になってみてください。とても考えさせられる映画ですが、私は面白いと思います。
その時は、パンフレットもついでに買って下さいね♪