母とえんじょるの

久しぶりに母の事を思い出しました。

母は100mと走り幅跳びの元国体選手。いつも地区対抗の運動会の徒競走では、ぶっちぎりの速さで他のお母さんたちを置き去りにしてしまうのです。優しくてスポーツ万能で、誰よりも私を愛してくれた母。子供の私にとっては自慢の母親でした。

そんな母ですが私が小学校高学年の頃、若年性のアルツハイマー病になったのです。

目の前でおかしくなっていく母親を見ながら、私はとても暗い思春期を過ごしました。

どれだけ泣いたか分かりません。どれだけ運命を恨んだか分かりません。そして、どれだけ病気の母を責めたか分かりません。

そんなことも、今となっては遠い昔・・・

でも今思えば、私の不器用で波乱万丈の人生には、その時々の選択に母親の影響があったように思います。

高校生の頃、県外の大学に行きたいと思ったのは、母親との辛い思い出がない土地に行きたかったから。戦闘機乗りを目指して自衛隊に入ったのは、大空を飛んでいれば辛かった日々のことが全て忘れられるように思ったから。実業団でアメフトを始めたのは、母から受け継いだ運動能力を発揮して、惨めに死んだ母の名誉を守りたかったから。そして今ケアマネジャーをしているのも、介護で苦しむ家族の力になって、母を責めた事への罪滅ぼしをしたいと思ったから。

そう考えると、「えんじょるの」も母がいたからこそ実現したのかも知れません。天国で母が応援してくれると思うと、きっと上手く行く気がします。

《お母さんありがとう。どうか「えんじょるの」が世の中の人の役に立つように、これからも力を貸してください。》f:id:enjorno:20190505051538j:image

コメントを残す