えんじょるのは電話注文なので「言い間違い」や「聞き間違い」が起きた時に、援助者と利用者の間でトラブルになる可能性があります。
利用者「私、白菜なんて頼んでませんけど」
援助者「えっ!確か言いましたよね、白菜を買ってきてって・・・」
利用者「言っていませんよ」
援助者「そんなことありません!確かに言いましたよ。」
なんてトラブル十分あり得ますよね~。
援助者にしてみたら、せっかく善意で買ってきたのに、こんなトラブルになってしまったら、
「やらなきゃ良かった」
「もう二度とやらない!」
ってなりますよね。
片や利用者にしてみたら、頼んだ覚えがないものを買ってこられたら
「押し売り?悪徳商法?」
「もう二度と頼まない!」
なんてことにもなり兼ねません。
これではせっかくの地域の助け合いが台無しです。
実際に、高齢者の生活に詳しい多くのケアマネジャーの皆様から、
「この類のトラブルは必ず起きるから対処方法をどうするのか教えてほしい。」
と言われていました。そんな時私は、
「このようなトラブルの時は、【注文した利用者に我慢して商品を購入していただく】というルールにしています。」
とお答えしていました。
しかし、ホントは答えている私自身が、とても心苦しさを感じていたのです。
分かってます・・・
理不尽なこと・・・
どう考えても、利用者がすべて責任を被るのはおかしいですよね。
私も、本当は誰も我慢しなくて済む仕組みにしたいのです。
じゃないと、住民同士の出会いとつながりを作る為のシステムなのに、いざトラブルが起きてしまうと「もう二度と会いたくない!」なんてことになりかねませんから。
だから、私は他に良い解決策はないか、この2カ月間ずっと考えてきました。
そして、やっと思いついたのです・・・
明案が💡!
それは、
商品トラブルが起きたら、その商品の代金を「えんじょるの」が保証するというものです!
具体的には、トラブルになった商品を援助者が買い取り、後でそのレシートを「えんじょるの」に郵送すれば、その代金が援助者の口座に戻されるのです。しかも援助者が買い取った商品そのものは援助者が貰えるというもの。
これなら利用者も、そして善意で買ってきてくれた援助者も納得してくれますよね~。
えっ!そんな保証してアンタのお金は大丈夫なのかって?
大丈夫です。きっとそんなにたくさんトラブルは起きませんから!
「えんじょるの」は、住民同士の善意を信じて作ったシステム。まずは私が皆様の善意を信じなくては!
このルールによって、皆様が安心して使える「えんじょるの」になるのであれば安いものです。
そして、私も一人のケアマネジャーとして、「えんじょるの」は軽度認知症の方を含む大勢の高齢者に安心して使って頂けるものでなければならないと思っています。
人は誰でも年齢と共に体力が衰えて、同時に認知機能も低下する傾向にあります。だから注文を忘れてしまうのは本人のせいではなく加齢のせい。
だからこそ、そのような方でも使える「えんじょるの」でなくては、本当に買い物弱者を救えるものにはならないのではないでしょうか。
よーし、やり方は決まった!あとはどうやって実現するか!
またまたチャレンジですよ〜。