秋田県の買い物弱者をどうやって救うか?

昨日ネットでとても面白い番組を見ました。コチラです↓↓↓

モビエボ presented by KINTO | 【実録】日本の地域課題にモビリティ革命を

f:id:enjorno:20210529064507p:plainf:id:enjorno:20210529064308p:plainf:id:enjorno:20210529064006p:plain

この番組では、秋田県の「ラッキー」という食品スーパーが取り上げられているのですが、このスーパーは地域の買い物弱者のために「無料の買い物送迎バス事業」や「宅配弁当事業」を独自に行っています。しかし中身は大赤字・・・。そして、その実情を見た二人の流通のプロフェッショナルが、ビジネスプランを考えて赤字解決策を提案するという番組でした。

提案されたプランは簡単に言うと、「ICTによる人件費削減・業務効率化」と「シェアリングエコノミーによる配送コストの低減」

 

「あれれ・・?えんじょるのと同じ・・・」

 

でも、お二人のプレゼンを見て感じたことを率直に言うと、

「高齢者の生活を知らなかったり、実際に高齢者の買い物を手伝ったことがないだろうから仕方ないけど、少し詰めが甘いかなぁ・・・」

 

理由は3つ。

1 「高齢者はスマホやPCで注文できないから、電話オペレーターはやはり削れない」と言ってその部分にはメスを入れていないが、スーパーの店員が高齢者から電話で注文を聞き取ることがいかに大変で手間がかかるかが考慮されていない点

2 「電話注文で商品の注文を受けたら、スーパーの店員がピッキングと袋詰めを行う」とサラッと言っていたけれど、その業務がいかに大変で時間がかかるかが考慮されていない点

3 「自家栽培の野菜を納入に来た地元の人たちに、帰りについでに商品を配達してもらえばよい」と言っていた。確かにそれも良い方法だが、「帰りについでに配達してもらう」事が目的であれば、一日何千人と訪れる一般の買い物客に運んでもらう仕組みにした方が効率的だいう点。

 

でも、とても役立つアイデアも満載でした。特に、

スーパーは、自家栽培の野菜を納入に来た地元の人たちに軽貨物運送の免許をプレゼントして(手続きを代行して)、配送ネットワークを作る

なんて発想はとても面白い!と思いました。

 

でも、総じて「えんじょるの」と方向性が同じであることに驚くばかり。

やはり、買い物弱者問題を解決するには「シェアエコ」しかないと確信したのでした!

是非皆さんもお時間があれば観て下さいね。

 

コメントを残す