困っている人を孤立させない社会を

先日、知り合いのご家族の、旦那さんが亡くなりました。中学生の娘さんが、非常にショックを受けて苦しんでいるそうです。その娘さんはパパが大好きだったとのことで、今も学校にも行けず精神的な治療も必要な状態だとの事・・・

その話を聞いた時に、何故かその少女の気持ちが胸に迫ってきて、私が中学生の頃、若年性アルツハイマー病で私の顔を忘れてしまった母に感じた、怒りと失望と悲しみが、急に心の中に蘇ってきました。

あの時も苦しかったけれど、こうして今この時代にも、世の中には家族の事で苦しんでいる子供がいる。

その様な子供たちを、地域の大人たちで支えてあげられることはできないか、そんな社会に変えることができないか。毎日考えています。

先日ヤングケアラーのフォーラムに出演されていた、スクールカウンセラーの黒光さおりさんの言葉が胸によみがえりました。

「ケアすることもケアされることも当たり前。迷惑かけ合おうよ!という社会を作りたい。」

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えんじょるのを始めてから丸4年間、困っている人を孤立させない社会を作りたいと思って取り組んできました。なぜこんなに情熱を傾けてやってきたかというと、結局は昔の自分を救いたいからなのでしょう。

でも、なかなか思い通りにはいきません。試行錯誤の日々です。でも、もう少し歩みを止めずに頑張ってみます。

今その少女の為に歌を作っています。少しでも元気を出してもらえるように願いを込めて。曲名は「resilience(レジリエンス)」。回復力、柔軟性という意味です。

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