久しぶりに福井県に帰りました

この2年間コロナで県外往来ができなかったのですが、つい最近2年ぶりに実家の福井県に帰って家族と会ってきました。

今回は私の実家の和食屋を、後継者として継いでいる姪の友美の話をします。

私の実家の和食屋は「割烹かばた」といい、福井県で100年前から続く老舗の和食屋です。元々は魚屋で、和食店になってからも新鮮な魚が売りの人気店でした。3階建ての大きな店舗で、1回は和食レストラン、2階と3階は100名規模の宴会が可能な宴会場になっています。2年前までは、週末になるとレストランも宴会場も大盛況で商売も順調だったのですが、コロナで2年前から経営は悪化・・・悪化どころか現在はボロボロで、実は倒産寸前なのです。

福井市の老舗和食なら「かばた」がおすすめ

 

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割烹かばた

そんな中、姪の友美が孤軍奮闘していました。

友美は曾祖父の代から続いている店を潰したくない一心で、何とか活路を見出すために新しいビジネスを始めようとしています。それは、ネットショップ。

和食屋がネットショップで何を売るかというと・・・

「釜めし」

実家の店は、新鮮な海鮮を使った刺身や天ぷらも旨いのですが、それ以上に人気があるのが海鮮を使った釜めしなのです。友美は、この釜めしを冷凍してネット販売しようとしているのです。

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7種類のメニューの中1つ、五目釜めし

実は彼女、この為に昨年経済産業省の「事業再構築補助金」の採択を受けており、その補助金で、作業場を改修し、釜めしを急速冷凍するために必要な特殊な3D冷凍庫を買い、福井の郷土料理家のコンサルティングを受けながら、ようやく商品開発までこぎつけたのです。あとは最後の大詰めで、現在ネットショップを制作しています。しかもお金がない中で、これらの作業を彼女は全て一人でやってきたのです。そして嬉しいことに、先日福井県が行った「福井の食の魅力を高めるセミナー」で、彼女がこの釜めしをサンプルとして出したところ、有名な食品コンサルタントの岩城紀子さん(Smile Circle株式会社代表)から「これ、絶対いけるわよ!私が保証する。」という言葉までいただいたそうです。

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岩城さんからアドバイスを受ける友美

こんな身近に、必死に未来を切り開こうとして頑張っている若者がいました。私もとても勇気をもらうことができました。

ネットショップの開店は4月中を目指しています。私も微力ながらネットショップ製作などにお手伝いをしております。またブログでも案内させていただきます。

抜群においしいかったですよ~、皆さん買ってくださいね!(^^)!

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