医学生さんへの講演

先日は、信州大学医学部からお招きを受けてヤングケアラーの話をしに行きました。

なんとそこには、息子と同じ高校の一つ先輩の女の子がいて、講演会が始まる前にご挨拶に来てくれたのです。

「なお君のお父さんですか?」って

嬉しいですね。「ここにいる皆さんは、うちの子と同じ年代なんだなぁ。」

と思うと何だか感慨深いものがありました。

話をしていくと、皆さん真剣に聞いてくれてる様なのですが、なぜか私の言葉にあまり反応がない事に気がつきました。

ここは笑うところ!って思っても、シーン

ここ驚くところ!って思っても、シーン

次第に何だか私が不安になってきて、いつも以上に緊張してしまいました。そして、講演会が終わった後は、学生さん達を楽しませる事ができなかった様な気がして、ものすごく落ち込んでしまいました。

そうしたらその夜、講演会を企画していた担当の方が、学生さんが書いた講演会の感想をメールで送って下さったのです。

するとそこには、講演会に対する真剣な感想の数々が記載されているではありませんか!どれも真剣に聞いていないと書けない様な立派な感想ばかり。

「皆さん、聴いていてくれたんだぁ…」

「良かった…」

落ち込んだり、喜んだり、そんな1日でした。この年になっても人生まだまだ学ぶ事ばかりです。

学生さんたちの感想(抜粋)

・ヤングケアラーの子どもたちに関して、かわいそうだとは思うけど、どこか触れにくい問題というイメージがありました。今回、そのような子どもたちにどのように接していけば良いか、具体的に提案していただいて、とても勉強になりました。
・非常に面白い講演でした。
・ヤングケアラーについて知れただけでなく、助け合い活動の概要についてのお話が面白かったです。
・今ヤングケアラーとして家事などをすることを余儀なくされている人がたくさんいるということを知れただけでも、まずヤングケアラーの存在を知るという点で有意義だったと思います。