買い物保証体制?もしかして、いらないかも?

えんじょるのでは、運営団体が買い物保証体制を敷いています。

この「買い物保証」というのは、えんじょるので高齢者と買い物ボランティアがマッチング出来なかった時に、運営団体のスタッフがボランティアの代わりに買い物に行く体制を取る事です。

この体制があれば、高齢者にしてみれば誰かが必ず買い物をしてきてくれるので安心ですが、一方で運営団体側からすると、マッチングが出来なかったら自分たちが出動しなくてはならないためヒヤヒヤするのです。

そして運営団体にとっては、このヒヤヒヤ感が、結構大きなストレスなんです。

そしてこのストレスが、利用者を募集して増やしていくことにブレーキをかけてしまうことに、最近気が付いてきました。

これは沢山の運営希望団体に説明会をしながら、皆さんの反応を見て分かったことなのです。何故なら、たいてい「買い物保証」の説明をすると、皆さん「マジかよ!」っていう切ない表情をされるから。

確かに、もしもある時10人の高齢者から買い物リクエストが同時に入ったとして、その10人が誰もボランティアとマッチングできなかったとしたら、運営団体スタッフは、その10人の買い物代行をその日のうちにしなくてはならなくなってしまいます。それって考えてみたら恐怖ですよね。そんな可能性があることを考えてしまうと、運営スタッフは「高齢者をこれ以上増やしてはならない。」という本来のえんじょるのの趣旨とは反対のブレーキをかけてしまいます。

そう考えると、最初から高齢者には「買い物保証体制はない」ことを前提にしてもらって、ボランティアとマッチングできない可能性もある事をあらかじめ理解して貰ってさえいれば、本番でボランティアが見つからなくても「あーあ、残念」で終わるだけの話かもしれません。

もちろんそうならないように、運営団体はボランティアを増やしてマッチング率を高めるようにすれば良いのです。

何だかとてもシンプルで良いかも。

そもそもえんじょるのは運営団体が前向きに取り組めなければ絶対うまく行きっこないのだから、運営団体にとってネガティブな要素を排除する事が一番大切かも知れません。

よし、この路線でいこう!