久しぶりにアメフトネタを。
私は昔、社会人実業団アメフトのエックスリーグで10年間選手をしていました。
実は今も、関東のある大学アメフト部のコーチとして、月に2回ほどお手伝いをさせて頂いています。
学生スポーツも我々の頃の「体育会系」の雰囲気とは随分変わりました。
グラウンドで走り回る選手達を見ながら、
「今の学生と昔の学生(我々の時代)が試合をしたらどちらが強いかなぁ」
なんて想像します。
恐らく試合に勝つのは今の学生でしょう。
何故なら日々の練習メニューから、ゲームの戦術まで、全ての情報量に圧倒的な差があり、それに伴い基礎知識や基礎技術力が向上しているからです。
私は長野県に住んでいますが、埼玉県のグラウンドで行われた練習の動画が、毎日練習直後に配信されて来るので、いつでもスマホで見る事が出来ます。
選手やコーチとのコミニュケーションも、SNSであっという間です。
ミーティングも、昔は配布された紙の資料を手に、ホワイトボードの文字を一生懸命書き写したものですが、今は手元のスマホに資料も動画も配信されて、皆それを見ながら話し合いをするんですよ。
だから昔は1時間かかっていたことが、今は10分で終わる。しかも、精度も高いと来てますからね。
ただ、今の学生と学生だった頃の私が、仮に一対一の勝負をしたらどうか・・・
何故だか負ける気がしないんですよね~
正確に言うと「負ける気がしない」というより「負けてたまるか」というほうが正確かもしれません。
きっと我々は今の洗練された練習と違って、事あるごとに理不尽で地獄のような根性練習をしてきました。だから心の中に「あんな辛い思いをして頑張ってきたから、負けるわけにはいかない」というプライドがあるのでしょう。
そんなヒガミ根性(⁈)の良し悪しは別にして、私の時代のアメフトはもう今は存在しないと言う事。それが事実なんです。
「命かけても倒す!」
そんなセリフ今では死語になりましたからね~・・・笑
昔は良かったなんて言うつもりは全くありません。今の時代には今のやり方があります。
だから今の時代には今のアメフト。それが当たり前。
えんじょるのもスマホが広がったこの時代だからこそ、実現できたシステムです。
そして将来はまた新たなものが出てくるのでしょう。
だから今、この環境で出来る最高のパフォーマンスを目指して、ベストを尽くしていきたいと思います。
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