漫画が発売され、そのことがテレビニュースで出た途端、なんと講演会の依頼が4つも入ってきました!その他、ラジオ・テレビ・新聞の取材も来ていて、正直言って、自分の予定がぐちゃぐちゃで訳が分かりません。必ずへましそうな予感です!(自信満々)
誰がこんな展開を予想したでしょうか。
思い返せば1年半前に、NHKのヤングケアラーの特設サイトに自分の体験談を投稿したことが始まりでした。そこから、NHKで放送され、各種新聞に掲載されてネットで広がり、そして漫画として出版され、今回の講演会につながりました。
本当に人生は不思議です・・・
最近は23年前から始めた介護の仕事に始まり、5年前に始めた「えんじょるの」、3年前から始めた歌作り、そして今回のマンガ出版など、すべて一見ばらばらに取り組んできたことが、実は同じ目的に向かっていることに自分で気が付いてきました。
その目的とは、「孤立する人を減らしたい」ということです。
子供の頃の記憶として私が真っ先に浮かべるのは、10代の頃の母を介護していた時のシーンです。それは、薄暗い部屋で、鏡に向かって独り言を話している母の後ろ姿を見ながら、強烈な孤独と不安を感じてめそめそ泣いているシーンです。
その時に感じた孤独と不安、それが私の原体験になっているような気がするのです。
「あの時の私の様な思いをする人を減らしたい。」
私の活動の動機はすべてここにあるような気がしました。「介護の仕事」も、「えんじょるの」も、「歌」も、「まんが」も。
「共感して慰め合いましょう。助け合いましょう。それが、人を孤立から救う。」
If you help and comfort someone in need,you will find meaning in your life.
今回与えられた講演会では、この事をしっかり話してきたいと思います。